このブログは主に家庭菜園をされている方や自然農・自然栽培に興味のある方が見に来てくださっています。
そのような方々は、今までに『苗半作』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
昔から農家では「苗半作」ということわざがあります。
「苗の出来によって作柄の半分が決まる」という意味です。
「苗半作」をご存知でしょうか。 | くらしに花、心に華「平田ナーセリー」 (hirata-ns.com)
今までも育苗で失敗したことはたくさんありましたが、今回は目に見える形で体感できましたので皆さんに共有したいと思い記事を書きました。
苗の段階でしっかり丁寧に育てないといけないということを実感してもらえると思います。
なぜ育苗するのか
僕は種から育苗して畑に定植しています。
理由は単純に楽しいから。
当然のことながら、種苗店でプロの方が作った苗を購入して畑に植えると「楽に」「しっかりしたものを」「安く」育てられます。プロから購入すれば半作はできているようなものです。
◇楽・・・育苗は手間がかかります。温度や水の管理や場所の問題など。
◇しっかりとしたもの・・・プロが育てたものだから素人が作るよりよほど信頼性があります。
◇安く・・・種だけを見ると単価は安いですが、1ポット100円~くらい。
数ポットを数種類購入する人なら、むしろ種代の方が高くつく
でも、
その手間は楽しみとしてやっていますし、
プロが作ったように立派な苗ではなくても手塩にかけた苗はかわいいですし、
少し多めに育てた苗をおすそ分けをすると喜んでもらえます。😄
なので僕は種から育てています。本当にかわいくて楽しいんですよ!
苗つくりの失敗したものとの比較
今年は2月15日から種を5日ほど懐で温めて発芽の兆しがあれば種をセルトレイに植えます。(2/21)
それからしばらくすると芽が出てきました。今年は芽が出て数日で様子がおかしくなりました。
たまたまですが、2週間あけて第2弾を育苗していたこと、様子がおかしいと気づいた後に改めて種を撒きなおして順調に育ってくれているため今年の苗は確保できそうですが、今までにない失敗っぷりに動揺しました。
失敗を無駄にしたくないので、失敗した苗と普通に育っている苗との比較をしようと思いました。
で、今時点の苗の育ち方の差です。
左が2/21育苗に失敗した苗。 右が3/7普通に育った苗。
比較すると、失敗した苗はやはり生育が悪く立派にはならないだろうなと感じさせる姿です。
2週間も植えた時期が違うのにすでに大きく差がついているので、育苗がどれほど重要なのかを改めて実感しました。
今後どうする必要があるのか
苗半作の重要性を改めて実感しました。
今回の失敗の原因は培土に未熟な堆肥が入っていたことによる整理障害なのではないかという風に考えています。
今までは水のやりすぎで根を痛めることがありましたが、1年ほど置いた枯草たい肥で整理障害がおこると思っていませんでした。不用意に堆肥を混ぜないように注意をする必要があります。また、ある程度時間を置いた土を使うことも考えないといけないかもしれません。
うまく育たなかった苗には申し訳ないのですが、こういった失敗をして学べることが多いので苗たちには感謝です。
最後まで読んでくださった皆さんにも感謝!!
コメント