こんにちは、なかちゃんです。
いつもお越しいただきありがとうございます!😄
ちょっと前からX(旧ツイッター)で「あきたこまちR」という単語を見かけるようになりました。
「新しい品種ができたんだ」くらいの認識でしたが、何やらもめている様子。
何が問題なのかと思って少し調べてみました。
なお、以下については僕がネットで調べた情報ですので、信頼性などについては一切責任は持てません。
また、この件について批判をする目的ではなく、ネットの情報を読んで感じた個人的感想なので、ご了承いただける方のみ読み進めてくださいね!
一応読んで理解したつもりですけど、専門家でも何でもありませんので間違っていたらゴメンね!
また、ただでさえもめているので、風評被害の拡大を避けるため引用は公式のみとしますね。
かなりデリケートな問題でもありますので過激な思想の人は読まないでください。
では、行ってみましょう!
あきたこまちRって何?
まずはあきたこまちRって何?ということですが、新しい品種のことです。
以下は秋田県庁のHPなのでここに書かれていることは公式な内容なので掲載します。
サーッと一通り読んでみて感じたこと、それは「新品種なのにいいところのアピールよりも弁解しないといけない品種なの?」ということ。
明らかに違和感を感じました(笑)
ほら、新しい品種だと「たくさん採れます」「糖度が○○あってとっても甘くて美味しいです」とか、生産者や消費者にってのメリットを書くじゃないですか。
そして、それにメリットを感じた生産者や消費者がその品種を購入する。
それが今までのイメージでしたが、今回の秋田県庁のHPを読んでそれが大きくひっくり返りました。😮
何が問題なのか
秋田県庁のHPやネットを調べていろんな意見を読んでみました。
僕が読んだコメントや意見などを総合すると騒いでいる問題は以下の3つなのかな?と思います。
1.カドミウムの含有量
2.放射線育種された品種を使っている
3.全面切り替えをする
カドミウムの含有量
公式では以下の記載がありました。
秋田県はもともと鉱山が多かった地域で、そこから流れ出た重金属のカドミウムが田んぼに蓄積されたところがあるんだ。そこで米を栽培すると、特に田んぼが乾いたときにカドミウムが吸われて米粒に少し入ってしまうことがあるんだけど、「あきたこまちR」はほとんどカドミウムを吸わない品種なんだ。
今までは、稲の穂が出てくる時期に長期間田んぼに水を入れたままにすることで、カドミウムを吸わないようにしてたんだけど、そうした管理が不要になるんだ。
カドミウムを吸わない以外は、今までの「あきたこまち」と味や特徴はほとんど同じなんだよ。
水稲新品種「あきたこまちR」を紹介します! | 美の国あきたネット (akita.lg.jp)
素直に「ああ、そうなんだ。カドミウムを吸わない品種が必要なんですね!」となればいいですが、ここに書かれていることが事実なら、以下の疑問が普通に出てきますよね。
◆今までは大丈夫だったの?
◆あきたこまち以外の品種はカドミウムを吸うんじゃないの?どうするの?
◆米以外の野菜などは対応しなくていいの?
◆あれっ?そもそもそんなにカドミウムに汚染されているの?その対応はしないの?
この時点でちょっとした疑問が、あきたこまちだけではなく大きな社会問題に拡大してしまいました😓
ええのん?これ??🤔
※基準値を上回っていないから市場に流通しているのだろうし問題が起こっていないと思いますが、クローズアップされてしまったよね!?という意味ですよ!
放射線育種された品種を使っている
「コシヒカリ環1号」は、「コシヒカリ」の種子に1度だけ放射線を照射して突然変異を誘発し、カドミウムをほとんど吸わない株を、6世代以上栽培し、選抜を繰り返し育成された品種だよ。
放射線育種は、50年以上も前から多くの農作物の品種改良に使われてきた一般的な品種改良の方法で、自然界でも起きる突然変異を効果的に利用できる手法なんだ。「コシヒカリ環1号」は、人体に有害な放射線を発することはなく、安全なものなんだよ。
「あきたこまちR」は、その「コシヒカリ環1号」と「あきたこまち」を交配した株に、さらに7回も「あきたこまち」を交配してできた500株の中から、「あきたこまち」と味や特徴が同等で、カドミウム吸収性が極めて低い株を選抜した、「交配育種」による品種なんだよ。
もちろん、遺伝子操作した米ではないから有機栽培としても認められるし、例えばEUなどにも有機農産物として輸出できるんだ。
水稲新品種「あきたこまちR」を紹介します! | 美の国あきたネット (akita.lg.jp)
こちらも素直に読めば「突然変異種を使ってるんだ。でも遺伝子操作ではないから有機栽培の認定もされるし、EUなどの海外にも輸出できるんだ!」と何も問題がなさそうに思えます。
そもそも「遺伝子操作」って何?っていうことですが、明確な記載は出てきませんでした。
一般的には「遺伝子を人工的に組み換えたり,大腸菌などの宿主細胞に導入して増殖させたりすること。遺伝子工学の基礎となる技術。」だそうです。
放射線を当てて突然変異を作るのは遺伝子操作ではなく、ゲノム編集は遺伝子操作なの?
なお、遺伝子組換えとは以下の定義なので該当しないという考え方なのでしょうね。
この遺伝子組換え技術を活用して、様々な性質を持つよう改良した農作物のことを遺伝子組換え農作物といいます。例えば、除草剤に耐性を持つセイヨウナタネ、害虫に抵抗性を持つトウモロコシ、有用成分を多く含むダイズ、花の色を変化させたバラ等の遺伝子組換え農作物が開発されています。
生物多様性と遺伝子組換え(基礎情報):農林水産省 (maff.go.jp)
やってる結果は同じなのにね。
ちょっとその区別がわかりませんが、自然で発生するアルビノも突然変異ですし、何線か知りませんが宇宙からはたくさん降り注いでいるし、ひょっとすると僕の体も何線か知らないもので遺伝子が組み変わっている可能性もあります。
おそらく人為的に突然変異を起こした品種を使っていることを不服と思っている人がいるんだろうなと思います。
そもそも、僕は遺伝子組み換え食品を食べることによって何が害となっているのか理解していないので何とも言えませんが、「人為的」な「放射線」で「突然変異」させた品種というところで引っかかっている人が多いように感じました。
放射線を出しているんじゃないかと思い違いをしている人もいるのかもしれませんね😓
遺伝子組み換えと突然変異の扱いの違いが判らないので都合のいい解釈をしているんだな・・・と。
一方、この遺伝子組み換え品種の交雑等による遺伝子汚染は深刻な問題だと考えています。
全面切り替えをする
これはあまり認識していませんでした。また、どこまでどうなのかわかりませんでした。
ひょっとするとJAが「あきたこまちR以外は買い取りません」というのなら生産者に強制していることと同義だと思います。でもそうではないんですよね?明確な記載は見つけられませんでした。
しかし、他の品種を作って販売できるのであればそれは生産者の判断。作りやすい、たくさん採れる、高く買ってもらえるなどのメリットがあれば作るんだと思います。
あとは消費者が買ってくれるかどうかということですよね。
この問題について自分なりに思ったこと
まずは、違和感しかないということですね。
安全云々以前に言い訳みたいなことから始まっていて、どうしてもやりきならないといけない雰囲気を感じました。何か利権的なものがあるんだろうなと。
安全性については個人的には気にしていませんが、味などが同じでカドミウムを吸収しないことが売りのあきたこまちRをあえて選ぶか?というと、自分なら「ややこしそうなのでやめておこう」となります。
では、危険なのか?と聞かれると「過剰に恐れる必要はなさそう」というのが僕の結論です。
単に「ややこしいことには関わらないでおこう」という消極的な選択ですね。
ちなみにここ2年はあきたこまちの玄米を食べ続けています。が、なんかややこしいのでRはやめておこうかなと。今回の件については一消費者の僕としては買い控える結果となりました。
売れなければ生産しなくなる、結果的には反対していることになると思います。単にかかわりたくないだけですが(笑)
まとめ
いろいろ調べて分かったことやわからないままのことがたくさんあります。勉強になりました。
そもそも今回の記事はあきたこまちRの生産者への誹謗中傷を知ったことから、どういった問題などがあるのかな?と調べ始めたことがきっかけです。
一部の生産者に対して誹謗中傷があるようなのでそれは明らかに間違っていると考えます。
品種が気に入らないのだったら買わなければよい、今回の対応がおかしいのなら生産者ではなく秋田県に意見をすればよいだけなのです。
言いやすい人にひどい言葉を投げかけるのはお門違いだと思います。
いろんな考え方の人がいますし、それはあってもいいと思います。でも、文句を言う先を間違えている人や、関係ないのに苦情だけ言う(クマの駆除問題)のは単なるクレーマー・迷惑行為だと思います。
もう少し考えて行動しないといけないな・・・と自分に対する戒めとして考えることにします。
それではまた!
最後までお読みくださりありがとうございました!
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