今年から自然農に加え、菌ちゃん農法にチャレンジをはじめました。
無肥料無農薬で栽培をしている方にとっては最近聞くことが多くなっている「菌ちゃん農法」。
始め方やどのような栽培方法なのか、実践している範囲までですがお伝えしようと思います。
もし、「もっとこうした方がいいよ!」とかのアドバイスがあればコメントに残して頂けると嬉しいです。
菌ちゃん農法とは
菌ちゃん農法とは、吉田俊道さんが提唱されている農法です。
朽ちた木や竹、枯れ草などの有機物を積んで糸状菌を繁殖させ、肥料なし農薬なしの不耕起自然栽培をする農法のことです。
菌ちゃん農法で採れた野菜などを販売しているページはこちら。菌ちゃんふぁーむ (ocnk.net)
自然農とは一線を画しますが、無肥料・無農薬・不耕起という点では同じです。
違う点としては自然農は限られた空間内(例えば畑や自分の生活圏内など)の循環で過剰な持ち込みはしないのに対し、菌ちゃん農法では木や竹など畑以外の資材を利用することとビニールマルチを使用することが大きな違いと考えています。
個人的にはどちらが良いというつもりはなく、野菜の成長や収量、継続して栽培した時の違いがどのように違うのか興味を持ちました。
たまたまですが、実家の畑のすぐ近くに新たに畑を借りることができたので、そちらで自然農を行い、実家の畑では菌ちゃん農法を行おうと考えました。
2023年の初めあたりから菌ちゃん農法を実践するため準備をしていました。
今日マルチを張ってきましたので今までやってきたことをご紹介しますね。
菌ちゃんの餌の準備
菌ちゃん農法をするにあたり糸状菌の餌となる有機物の確保です。
本当なら朽ち始めたくらいの薪などが良いそうですが、実家の近くでは竹林があるので竹を入れることにしました。あと、ちょうどもみ殻も手に入りやすいためもみ殻も確保しました。
★竹を確保
★もみ殻を確保
※写真撮り忘れ(^^;
畝を立てる
菌ちゃん農法では超高畝にします。高さとしては約50㎝。今まではせいぜい20cmくらいの畝でやっていましたので、50㎝の畝立ては強烈です。
人力では結構つらいため実家の耕運機を借りて畝立てをしました。
この畝立ては自然農と大きく違う点です。違う点は以下のことです。
- 耕耘した方が畝立てしやすいこと(不耕起で手作業でもよいのですが労力が半端ない)
- 有機物を土の中に埋める
- 草などで土を覆わない
自然農では今の状態から草などで被覆して自然な循環で畑を豊かにすることで野菜が育つ状態にしていくのですが、菌ちゃん農法では土の中の有機物で糸状菌を増やし、その糸状菌などと野菜が共生することで野菜が育つ環境にするという栽培の仕組みの違いがあります。
これが
こうなって
こう
この状態で雨にあててからマルチを張ります。
しばらく放置します。
マルチを張る
そして今日、菌ちゃん農法の実験畝にマルチを張ってきました。
本当なら180cmのマルチを使用するのですが、実家にあるマルチは130cm。
2枚並べて張ることにしました。
これが
こう
張った時の感想ですが、やはり1枚を張る方が明らかに良いのですが、実験ですのでできる範囲でそれなりのことができるようにしました。
菌ちゃん農法ではマルチは以下の役割が期待されています。
- 雨除け(糸状菌は水浸しになると死んでしまう)
- 乾燥しすぎないよう保湿する(糸状菌は水浸しはNGだが、乾燥しすぎても増えない)
- 糸状菌が活動しやすい温度を確保する
- 雑草を生やさないよう光を遮る
この点も自然農とは異なり石油系の資材を使用します。
石油系資材を使用するのが嫌な人は萱などを使うそうですがそのようなものはなかなか手に入りにくいためマルチを使いました。
次合わせ個所は風に飛ばされないようマルチ押さえや土でしっかりと押さえています。
マルチの上に乗せる土はマルチ内の湿度を調整するためです。
そして最後に「菌ちゃん、ありがとう~、たくさん増えてね~、よろしくね~♪」と期待を込めてマルチの上から愛情を注いで(これが一番重要!)終了です(^^)
畝の準備はこれで完了です。
あとは2~3か月このまま置いておき、糸状菌が増えることを待つだけです。
来週はしばらく雨降りですが、マルチを張ったので糸状菌が増えてくれることでしょう。
進捗はまた報告しますね!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
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